【基礎A-1】白血球の種類

今日は番外編!ばいきんとたたかう白血球って一口に言っても、働き方が全く違うしそもそもばいきんと戦わないものもりるって本当ですか?本日は白血球の種類について簡単に説明!実は白血球は白色の血液細胞の総称であくまで肉眼での分類なので当たり前といえば当たり前なんですが、本当にたくさん種類がありますヨ…

  1. Coffee Break
  2. 白血球の種類- Various Type of Leukocyte
  3. それのぞれの白血球の解説- Characteristics of each leukocyte
  4. Epilogue

*chatgpt生成

先生「今日は白血球の種類について抜き打ちCheck!」

生徒「ヴぇっ」

先生「今どこから声でたの?」

白血球は顕微鏡と染色法が発展していく中で、赤血球より遅れて発見され、染色法が定着する前は色素を持たない透明~白色の血液細胞でした。当時はそういった細胞が何なのかまではわからなかったので、White Blood Cell、Leukocyteと名付けられました。Leukocyteの由来はギリシャ語で白(Leukos)と細胞・容器(cyte)から作られ、19世紀に確立されました。

そんなLeukocyteには細菌など異物を貪食する好中球、寄生虫と戦ったりアレルギーに関わる好酸球、同じくアレルギーに関わる好塩基球、貪食能と抗原提示能を有し、獲得免疫に橋渡しする単球、抗体産生や悪性腫瘍・ウイルス感染細胞を傷害するリンパ球、組織中で免疫を担うマクロファージ、樹状細胞やランゲルハンス細胞などの組織球と本当に多様です。

それぞれ解説していきましょう。

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先生「さてどこまでを白血球というかについてだけど」

生徒「好中球、好酸球、好塩基球、単球、リンパ球ですよね」

先生「すらすら出てくるのはすごいね、じゃあ組織中に存在する白血球は?」

生徒「?????」

先生「フリーズしちゃった、、例えば樹状細胞なんかは実は広義で白血球だね」

生徒「ほええ」

先生「白血球はこう定義しよう」

「造血幹細胞から分化し、血液、組織中に存在して、生体防御・免疫応答・炎症反応を担う有核細胞」

生徒「なんかかっこいい」

先生「免疫関連の仕事が向いていると思うよ」

生徒「あ、ミクログリアとかってどうなんですか」

先生「たまに鋭利な質問するよね…肺胞マクロファージやミクログリアなどは成人骨髄由来ではないけど、胎生期の造血幹細胞由来といわれているから、広義には白血球になってしまうんだけど、臨床的にはこれらを白血球とは言わないかな」

生徒「なるほど…そこはあまり突き詰めすぎないようにします」

先生「物わかりの良い子は好きだよ」

生徒「それじゃあ、細かい分類とか特徴を教えてくれますか」

先生「おおっと、抜き打ちcheckといったよね」

生徒「忘れてくださいよ…」

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先生「まず好中球から、好中球の見分け方は?」

生徒「えっと、核が分葉してて、顆粒があります」

先生「うん、まあok、顆粒の特徴として微細で目立たない好中性顆粒、ギムザ染色では赤と青の中間で薄いピンク~赤紫っぽい色かな、分葉は大体2~5個に分葉しているものを分葉好中球、核のくぼんでいる部分の長さが各全体を類縁系と考えた状態から半分以下になっているけど、まだ分葉していない未熟な好中球を桿状好中球というよ。細胞質は淡いピンクから灰青色で、薄い色に見える。末梢血の白血球分画で通常は一番多いよ。じゃあ次、役割はなにか詳しくいってみて」

生徒「えっと、細菌と戦うんですよね、それ以外はちょっと」

先生「30点」

生徒「えっ、低くないですか!?」

先生「まず好中球は主に自然免疫の最前線を担う細胞で、感染や組織の障害が起こるとその部位に素早く駆けつけて病原体の貪食・殺菌を行うんだ、このすぐかけつける性質をなんていうかな」

生徒「郵送」

先生「遊走ね」

生徒「なんで会話なのに漢字まで修正してくるんですか」

先生「特に細菌や真菌に対する初期防御に関わるんだ、でも最近はこの好中球の機能についてはもっと多様であることが分かってきているんだ、そこで、はいこれ」

生徒「え、なんですかこれ」

先生「好中球の役割に関する最近のレビューだよ。また読んできてね」

生徒「ひええ」

好中球に関してもっと詳しく知りたい方は別記事:好中球の役割(Coming soon)をご覧ください。

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2:好酸球 Eosinophil

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先生「続いて好酸球の見た目の特徴を答えてもらおうか」

生徒「はい!分葉した核とオレンジっぽい好酸性顆粒です!」

先生「その通り、大体末梢血白血球の1-3%程度を占める顆粒球の一つで、分葉は好中球と比較すると少なくて2分葉で留まることが多い。特に特徴的なのは好酸性顆粒で、ギムザ染色で赤オレンジ色に染まる鮮やかな顆粒が目立つ」

生徒「やったね」

先生「次は役割を教えてもらおうか」

生徒「寄生虫感染で戦う!」

先生「他は?」

生徒「…ホカハ?」

先生「他にはアレルギーに関連していると言われている。また、アレルギーといえば免疫の過剰というイメージが強いが、好酸球は同時に免疫を抑制する機能も持つと言われている。ほかにもマスト細胞やマクロファージ、T細胞などにサイトカインを通じて影響を及ぼすと言われているんだ」

生徒「思ったより役割多いんですね」

先生「そうだね、それに好酸球の名前が付く病気はたくさんある、好酸球性肺臓炎、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症、好酸球増多症候群…」

生徒「ほええ」

先生「好酸球は深堀すると面白いからまた別の機会に詳しく話すよ」

好酸球に関してもっと詳しく知りたい方は別記事:好酸球の役割(Coming soon)をご覧ください。

3:好塩基球 Basophil

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生徒「組織学の実習でめちゃくちゃ頑張って探したやつですね」

先生「そうだね、末梢血の白血球の0.5%以下、好塩基球だね。好塩基球の核は2-3分葉で、上の図だと核の表面に粒がいっぱいついているみたいになっているけど、ギムザ染色では顆粒が目立ちすぎて核が若干隠れてしまっているくらい青紫だ。好塩基性顆粒は粗大で不均一でギムザ染色で濃い紫色に染まり、これらにはヒスタミンやロイコトリエンなどの炎症物質がたくさん含まれている。さて、好塩基球の役割は何かな?」

生徒「なんでしょう、あんまりイメージがないですけどアレルギーに関わることは知っています。」

先生「そうだね、主にはアレルギー、特にI型アレルギーに関わるよ。好塩基球の炎症反応は早いことが特徴だね。好塩基球の表面にはIgE受容体が発現していて、抗原によってIgE架橋により脱顆粒が誘導されて、ヒスタミンなどの炎症物質が大量に放出されて即時型アレルギーを起こす。その結果、じんましんやアナフィラキシーなどを生じさせることもあるんだ。」

生徒「なるほど、反応が早いのか」

先生「ちなみに慢性骨髄性白血病:CMLや一部の骨髄増殖性疾患ではしばしば好塩基球が増加するんだ。なんでか知ってる?」

生徒「知りません」

先生「早いな(笑)!理由は言われてみればそう難しくないんだ。まずこれらの疾患では顆粒球系すべての増殖が促進されると言われている、シンプルにどんどん全系統の顆粒球が増えると、もともとかなり少ないはずの好塩基球も増えて目立つようになる」

生徒「何か特別な経路が働くのかと思ってました…」

好塩基球に関してもっと詳しく知りたい方は別記事:好塩基球の役割(Coming soon)をご覧ください。

4:単球 Monocyte

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生徒「単球は本当にわかんないです」

先生「まだ何も言ってないけど」

生徒「いや、次は絶対単球なんだろうなと思って、予防線を張りました」

先生「まあ単球の役割については確かに知らない人が多いかもね」

生徒「我々は多数派である」

先生「おーい戻ってこい(笑)、単球は末梢血白血球の約5-10%を占めるやや大型の単核細胞で、”単”の名前の通り、分葉していない。細胞のサイズも直径15-20μm程度でやや好中球より大きい。核の形もやや特徴的で馬蹄形をしている。細胞質は灰青色で、微細なアズール顆粒も持つ。単球の役割は?」

生徒「単球って確か組織に入ってマクロファージになるんですよね、それまでは役割を持たないんじゃないですか?」

先生「そうでもない。実は単球の状態でも細菌や壊死細胞を貪食し、自然免疫の初期応答に関わると言われている」

生徒「あ、そうなんですね」

先生「加えて炎症性サイトカインを産生し、発熱など急性期反応に関わるとされている。また、単球は抗原提示能を有し、T細胞の活性化にも関与するんだ。そして君の言う通り、血管外へ遊走されるとマクロファージや樹状細胞に分化する。」

生徒「え、樹状細胞も単球由来なんですか?」

先生「実はそうなんだ、単球ってちょっと面白いよな。余談だけど単球の特徴的な表面抗原はCD14、CD16、HLA-DRなどがある。」

生徒「そのあたりはよくわからないです…」

先生「ゆっくりでいいよ(笑)、そして単球は炎症の終息期にはIL-10やTGF-βを産生し、炎症を抑制するんだ。」

生徒「まさかの炎症のブレーキ役でもあるんですね」

単球に関してもっと詳しく知りたい方は別記事:単球の役割(Coming soon)をご覧ください。

5:リンパ球

先生「次はリンパ球だね、これで通常、末梢血に流れている白血球は最後だ」

生徒「やったね」

先生「じゃあリンパ球について詳しく教えてもらおうか」

生徒「はい!リンパ球は主にB細胞とT細胞とNK細胞に分かれ、B、T細胞は獲得免疫にかかわり、NK細胞は自然免疫にかかわります。B細胞は主に抗体産生に関わり、液性免疫を担います。B細胞が形質細胞に分化すると抗体(免疫グロブリン)を産生し、メモリーB細胞に分化して免疫既往に関わることもあります。」

先生「え、キャラ崩壊?」

生徒「T細胞は主に細胞性免疫を担い、腫瘍細胞やウイルス感染細胞の障害する細胞傷害性T細胞と、免疫の調整塔になるヘルパーT細胞、免疫のブレーキを担う制御性T細胞などがあります。」

先生「止まらないな」

生徒「NK細胞は先述のB細胞やT細胞のように獲得免疫ではなく、自然免疫に関与します。抗原特異性はなく、MHCクラスⅠの低下したウイルス感染細胞や腫瘍細胞を攻撃します。末梢血のリンパ球は全て円系核を持つ小型の細胞で、ギムザ染色では見た目だけでB、T、NKを区別することはできません。」

生徒「すごいよ完璧じゃないか!」

生徒(昨日たまたま勉強しててよかった)

B細胞に関してもっと詳しく知りたい方は別記事:B細胞の役割(Coming soon)をご覧ください。

T細胞に関してもっと詳しく知りたい方は別記事:T細胞の役割(Coming soon)をご覧ください。

NK細胞に関してもっと詳しく知りたい方は別記事:NK細胞の役割(Coming soon)をご覧ください。

番外編:組織球

*マクロファージ(chatgptが生成)

先生「正直血球という観点で、狭義の白血球は今までに出てきた5つで終了だよ、好中球、好酸球、好塩基球、単球、リンパ球、これらは末梢血を循環している白血球だね。」

生徒「案外5つなんですね」

先生「一つ一ついろんな役割があったり、細かく機能が分かれた分類をされたりするから全体が見えなくなることもあるけど、ざっくりした全体認識と細かい知識、つまり総論と各論のようなものを組み合わせて理解しておくことは重要だね」

生徒「はーい、わっかりましたー」

先生「それでは番外編で組織球の話を少しだけするよ」

生徒「ソシキキュウッテナンデスカ」

先生「もとに君に戻ってなんか安心したよ(笑)、組織球ってのは、マクロファージや樹状細胞など組織中の単核食細胞の総称だよ。これらは実は末梢血中の単球が組織中に入った後の姿なんだ。」

生徒「単球強すぎますね」

先生「まずマクロファージは体内に侵入した細菌など異物を貪食・分解し、炎症反応の励起において大きな役割を持っている。また、サイトカインを多く産生する細胞でもある。実はマクロファージも免疫の抑制に関わるM2マクロファージというのもあるんだ。大型の細胞で細胞質が豊富だよ」

生徒「はたらく細胞の強キャライメージが強いですね」

先生「次に樹状細胞だけど、樹状細胞は獲得免疫を作動させるために特化した抗原提示細胞で、ナイーブT細胞を初めて活性化できるのは基本的に樹状細胞だけだと言われている。この樹状細胞は抹消組織では抗原を取り組むことに長けているけど、その段階ではT細胞を活性化させる力が弱いから、リンパ管を通ってリンパ節に異動し、成熟樹状細胞へと変化して、T細胞を活性化するんだ。」

生徒「特殊な細胞ですね」

先生「動物の体ってすごいよね」

マクロファージについて詳しく知りたい方は別記事:マクロファージの役割(Coming soon)をご覧ください

樹状細胞について詳しく知りたい方は別記事:樹状細胞の役割(Coming soon)をご覧ください

先生「大体白血球の全体像が見えてきたかい?」

生徒「はい、おなかいっぱいです」

先生「しっかり覚えて栄養にするんだよ(笑)、案外、こういう基本的な内容でも突き詰めると面白いんだ。」

生徒「ばいばいきん」

先生「あ、だめだ、情報過多で壊れてる」

2025年、制御性T細胞を発見した大阪大学の坂口先生がノーベル生理学症を受賞されました。免疫学という分野は非常に複雑ですが、紀元前から一部文明で認知されていた二度無しの法則:感染症は一回かかると二回目は軽症ですむか、そもそもかからない、という現象から始まり、多くのことが明らかになってきています。僕は同じ過ちを何度もやらかすことがあるんですけどね(遠い目)

まあそれは置いておいて、今後、それぞれの白血球の細かすぎる話をまとめた記事も出すので、またそちらも読んでみてください。今日はここまで。

ご愛読いただき有難うございました。

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